婦人服 売場改善
人口25000人の石川県輪島市門前町の「幸福さん」のアパレルディスプレイ改善!
今回の売場改善のポイントは婦人服売り場の先頭にアウターのコーナーを作り、
コートでVP(ビジュアルプレゼンテーション)店のメインディスプレイの設置、
羽織でPP(ポイントプレゼンテーション)裁断ボディのディスプレイをつくったのが大きな改善です。
幸福さんのお店入ると、右側からいきなり服飾雑貨(;^_^A ・・・
店主は、靴下が売れるから靴下を壁面に展開している!
とおっしゃっていましたが・・・
靴下から壁面が始まり、靴下から洋服の順番で陳列されており、
陳列の流れがよくありませんでした。
具体的にどのように流れを改善したのか!
詳細は以下の通りです。
コートでVPディスプレイの設置:見せ場作り
VP:ビジュアルプレゼンテーション=お客様を立ち止まらせるディスプレイ
先頭は旬のコート(ナイロンダウン)を見せるために
マネキン2体でVPディスプレイを設置し、外からもコートが見えるようにしました。
マネキンにダウンを2体で着せることで、私のお店の今のイチオシはコートです!
とお客様にアピールできる売場になりました!(^^)!
⇒
ビフォアー アフター
壁面の棚上PPディスプレイの設置:探し場作り
PP:ポイントプレゼンテーション=回遊・立ち止らせるディスプレイ
コートからアイテム陳列の流れをよくするためにコートのヨコの壁面は
ブルゾン・羽織アイテムを壁面で展開し、コート・ブルゾン・羽織=アウターというこコーナーができあがりました。
そうすることで、お客様から見たときにアウターが選びやすくなりました。
壁面の羽織コーナーはスリーブアウト陳列(横向き)のため、商品のフェイス(顔)が見えません。
したがって、ラックの上に棚を置き、上に3体の半身ボディで、
羽織やブルゾンを着せこんで半身ボディを置きました。
PPディスプレィは同じ壁面の中からおススメアイテムを抜き出しディスプレイします。
オシャレにしっかりコーディネートをして着せこむことがポイントで、
全体で色の統一をすることも重要です。今回は、グレーと黒で統一し、大判ストールをアクセントにし、
お客様の目にとまりやすいようにしています。
その商品を着ているシーンが思い浮かぶように着せるのがプロの技です(^_-)-☆
ニットのフェイスアウトによりお客様を奥に引き込む
アウターの次はニットをフェイスアウトで展開し、
アウターとニットをセット販売しやすくなるようにしました。
上段に華やかな柄のニットを意図的にフェイスアウトすることで、
目立つポイントをつくり、磁石のようにお客様を引き込むようにすることを
マグネット売場といいます!
マグネット売場を奥に作ると、お客様が奥に引きこまれやすくなり、お客様の滞留時間も増えます。
チュニックの単品コーディネート陳列
アパレルディスプレイの特徴はアイテムが多岐に渡ります。
お客様にどのように全身でコーディネートするかを提案するのが
アパレルディスプレイの重要なテクニックです。
「幸福さん」ではニットのラックの次はチュニックを壁面で陳列し、
レギンスやスキニーボトムなどと一緒にハンギングする単品コーディネート陳列で展開しました。
そうすることで、お客様はチュニックに合わせるボトムが探しやすくなりました。
改善前の入口右壁面の写真です↓
店の入口左側先頭が靴下から始まってますね~
この場合、単価の高い婦人服を見てくれるお客様を増やすことができなくなります。
これではお客様にとって見ずらい、分かりづらいアパレルディスプレイです。
今回はこの見ずらい、分かりずらいを改善するために
アパレルディスプレイの重要な2つのゾーンをつくりました。
2つのゾーンとは、
VP:ビジュアルプレゼンテーション=お客様を立ち止まらせるディスプレイ
PP:ポイントプレゼンテーション=回遊・立ち止らせるディスプレイ
この2つのゾーンの改善以外にも奥まで回遊してもらうための引き寄せ効果のあるディスプレイ、
セットで購入を誘導するための壁面のコーディネート陳列を行いました。
さて売場がどんな風に改善されたのか、
ぜひ、ビフォアー・アフターの動画をご覧ください~
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