フォーマルスーツをメインディスプレイに展示
今回は春のアパレルディスプレイで重要な
フォーマルコーナーのメインディスプレイの制作方法と
コーナー作り方について解説します。
VMDの専門用語でメインディスプレイのことを
VP(Visual Presentation:ビジュアルプレゼンテーション)といいます。
VPとは・・・
- 店の顔となる場所・ウィンドウディスプレイ
- 店のイメージ表現・自店思いをメッセージとして表現する場所
- 代表商品・重要商品・テーマ商品を展示する場所
VPが持つ役割とは・・・
- お客様を立ち止まらせるディスプレイ
- お客様が売場に立ち寄ってくれる
- お客様を引きつける大みだし
今回はフォーマルコーナーのVPのビフォアー・アフターです!
ビフォアー
右がダウンコートとデニムのストリートファッション
左2体は春物のダブルのジャケットコーデとジッパーブルゾンのカジュアルフェミニンコーデ。
全体的なテーマが何かわからない。
自分達の着せたいもの、見せたいものをディスプレイしている感じになっています。
これではお店のメッセージが伝わりませんよね!
お店のイメージも壊れ、お客様を引き付けられるディスプレイになっていない。
VPはテーマが命!!です。テーマを決めましょう。
VPのテーマつくり
VPのテーマの設定方法について解説します。
顧客様の来店頻度でVPチェンジを行いましょう!
「大テーマ」→「サブテーマ」→「打ち出し商品」→「マストアイテム」
この順番で考えます。
今回の場合、
- テーマは「卒業式」
- サブテーマは「ネイビーでエレガントスタイル」
- 打ち出し商品はネイビーツィード
- マストアイテムはネイビーセットアップ、ストール、フォーマルバッグ
という風にしました!
アフター
- VPの後ろは壁面やパーテーションなどがあるところで展開する
- VPに着せてあるアイテムが店頭の入口から見やすい場所にある
- 小物などを少し多めに使用し目立たせる、引き立たせる
- 3体のコーディネートバランス 2体×1体のアシンメトリー、中央のマネキンは一番背を高くし、そのマネキンにはパンツスーツにするとバランスがとくなります
- 着せるときにただ着せるのではなく、袖口を”くしゅっ”とさせたり、しわ感を作ったり、折り返したりなど、実際に来てるかのように、マネキンに着せこむのがとってお大事です
- 最後は2m~3mくらい離れて、チェックし、襟の乱れ、裾の乱れ、ずれてるところはないかど、最終チェックを忘れずに行いましょう
これらができているVPのある店はセンスが高い店だなぁとなります!
ぜひ皆さんのお店もそのようなVPになっているかチェックしてみてください~
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